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最終更新日:2023.08.09

【筋トレの落とし穴】筋肉をつけると起こるデメリット5選

サムネイル-筋肉をつけると起こるデメリット

こんにちは!岐阜市のパーソナルジム『ゆきどけ』代表の近藤です。

 

『筋肉はすべてを解決する』

 

筋トレして筋肉をつけていくと、本当にたくさんのメリットを享受できます。

心身ともにあらゆる不安や問題を解決してくれるでしょう。

現代において、高次元で健やかな暮らしを実現するには、筋トレは欠かせないと私は思っています。

 

とはいえ、デメリットが全く無いのかというと、そうでもありません。

 

ゼロから本気で筋トレに取り組んでいくと、男性なら数年間で10kg以上の筋肉が増えていきます。

女性も別人のように、目に見えて体型が変わっていくでしょう。

そんな数年間頑張ってきたあたりから、徐々にデメリットを実感していきます。

 

今回は、そのような筋肉をつけると起こるデメリットを5つピックアップしてみました。

 

・服選びが難しい

・寝具選びが難しい

・食費がかかる

・関節の可動域が狭まる

・競技パフォーマンスの低下

 

ライトなものから競技者なら知っておいた方がいいものまで。

この記事ではこれらを順に解説していきます。

あらかじめデメリットを知ることで、後々困らないように参考にしていただけたらと思います。

 

あなたのフィットネスライフに少しでも貢献できれば幸いです。

 

 

服選びが難しい

ハンガーに掛かった4着のシャツ

一番最初に困るのは、服のちょうど良いサイズが無くなること。

ファッションコーディネートの幅は確実に狭まります。

 

服の肩幅が足りない。

オーバーサイズの身幅がないと“バンザイ”ができない。

肩周りにサイズを合わせると、ウエストがブカブカで太って見える。

ヒップとワタリにサイズを合わせると、同じようにウエストがブカブカ。

そもそもモモが通るボトムスがない…等々。

 

最近のリラックスフィットのトレンドなら、カジュアルな場面での服装はまだ大丈夫かもしれません。

ただ、ビジネスシーンのようなジャストサイズが求められる場面では、どうしても妥協点が出てきます。

そのため、吊るしではなくオーダースーツにしたりと、服の出費がかさんでしまいますね。

 

カジュアルな服でも国内ブランドはLサイズより大きいものがなかったりと、筋肉をつけるごとに選択肢は減っていくでしょう。

 

『カッコよくなりたい』『キレイになりたい』から筋トレを始めたものの、おしゃれが徐々にできなくなっていくジレンマ。

最終的に自分がどのような姿でいたいかをイメージしてからボディメイクするのをおすすめします。

 

 

寝具選びが難しい

青いシーツのベッド

肩幅があり、胸板が厚く、お尻は高く、脚が太い。

メリハリのある身体は美しく素晴らしいものです。

しかし、部位ごとに凹凸がありすぎて、身体に合う寝具を見つけるのに苦労します。

 

例えば、完全にフィットする枕を見つけるのは難しいですね。

問題としては、枕の高さを仰向けと横向きのどちらに合わせるか。

 

仰向けに合わせた枕では、横向きになったときに逞しい肩幅のせいで枕の高さが足りず、首が床側に折れるような姿勢になります。

それを解消するために、背中を丸めた姿勢で横向きになるものの、首がすくんでしまい寝違いを起こしやすくなります。

横向きに合わせた枕では、仰向けのときに枕が高すぎて、常にアゴを引いた姿勢になり、これも首に負担が掛かります。

 

枕の次はマットレス選びも難しいですね。

 

腰とお尻の高さのギャップにマットレスが対応できず、腰痛に悩んでいるトレーニーも多いのではないでしょうか。

基本的に脂肪で体重が重くなっているわけではないので、一般的な体重が重い人用に設計されたマットレスは合いません。

柔らかい部分と硬い部分がある混合型のマットレスを使うにも、身体のメリハリに追いついてないなど本当に悩むと思います。

 

この“マッチョの寝具問題”において、完全に解決するにはフルオーダーしかないと思います。

寝具が合わないままずっと使っていると、睡眠障害や身体を壊してしまう事態になりかねません。

そうなる前に、プロに体型や体圧分散を測定してもらったワンオフのものを使うようおすすめします。

 

 

食費がかかる

数種類の牛肉

寝具やジム会費など色々と費用がかかるのに加えて、とにかく食費がかかります。

 

筋肉を増やしたり維持するには、たくさん栄養を摂らないといけません。

なかでも、『たんぱく質』は必要不可欠な栄養素です。

 

筋肉を増やす場合、体重から脂肪を引いた『除脂肪体重』の2倍g以上のたんぱく質が必要です。

例えば体重70kgで体脂肪率15%の場合、除脂肪体重は59.5kgで、119g以上のたんぱく質となりますね。

筋肉を維持する場合でも、除脂肪体重の1.5倍gは必要です。

 

たんぱく質は肉・魚・貝・卵・大豆・タコ・イカなどに含まれています。

これらから100g超えのたんぱく質を摂るには、結構な量を食べなければならず、食費がかかるといったところです。

 

そこで、プロテインやアミノ酸系(EAA・BCAA・ペプチド)のサプリメントを積極的に活用しましょう。

上手に活用できれば、目標のたんぱく質量を満たしつつ食費を抑えられます。

食欲がないときでも栄養補給できるのも良い点ですね。

 

日常的に運動している方は健康意識が高い傾向にあると思います。

ところが、サプリメントを“危険なもの”として、一切使わない方も多いように感じます。

(個人的にはサプリメントとステロイドを混同しているのかなと。)

 

一度原材料だけでもしっかり調べていただければ、きっと印象が変わります。

もし、まだサプリメントを使ったことがなければ、ぜひ検討してみてください。

 

 

関節の可動域が狭まる

スイングしているゴルフプレイヤー

『筋トレすると身体が固くなる』というイメージはないですか?

 

実際のところは、筋肉の柔軟性は落ちるどころか向上し、筋肉の伸縮性も向上します。

厳密には違うものの、筋肉の“コリ”が無くなると考えれば分かりやすいかもしれませんね。

あと、しっかりケアすれば、関節自体を硬くすることもありません。

 

ただ、筋肉が発達するとその膨らみが邪魔をして、関節の可動域を狭めてしまうのは確かです。

 

筋トレ界隈では時折こんなことが言われます。

『胸の前で両肘が付かなくなって筋トレ初心者卒業』

『力こぶのポーズで指が肩に触れなくなって上級者』

ある意味、可動域が狭まることが勲章のように考えられています。

 

とはいえ、日常生活やスポーツにおいて困る場面は多々あります。

 

例えば、指が肩につかないレベルだと、右手にスマホを持って右耳で電話する動作ができません。

それをしようとすると右腕の血が止まってしまうので、右手で持って左耳で電話することになります。

 

また、スポーツにおいて必要以上の筋肉は動作を制限してしまい、競技パフォーマンスに影響しかねません。

ゴルフのようにスムーズな動きとその正確性を求められるスポーツでは、フォームを崩してしまう可能性があります。

 

自分やその競技にとって、どれだけの筋肉が必要なのか見極めが大切です。

筋肉をつければ競技パフォーマンスが上がるとは限らないのです。

 

 

競技パフォーマンスの低下

スイミングプールで泳ぐ人

『あのスポーツ選手、筋トレ始めてから成績が落ちた』

 

このような話を一度は聞いたことがあると思います。

事実、筋トレしたり筋肉をつけると競技パフォーマンスを低下させる可能性があります。

その主な原因は以下の3つ。

 

・ボディケアを怠った

・ボディメイクの失敗

・動作と感覚の乖離

 

 

ボディケアを怠った

 

筋トレとは、筋肉に負荷をかけて筋繊維を破壊し、元々あった筋繊維より多く回復することで、筋肉を増やす作業です。

つまり、誤解を恐れずに言うと、一度ケガをしているのです。

そのケガを修復するには十分な栄養補給と休息が必要で、これらを怠ると筋肉は増えずにただ疲労をためるだけになります。

 

未成年であれば回復力が高く、そこまでボディケアを意識しなくても問題ないでしょう。

しかし、成人して回復力が落ちているにも関わらず、その感覚のままでは疲労を蓄積して身体を壊しかねません。

筋肉痛以外のダルさが翌日も続くようなら、しっかり回復できていないと考え、もう一度ボディケアを見直しましょう。

 

 

ボディメイクの失敗

 

競技にそれほど関与しない筋肉をつけすぎると、動作効率が落ちてパフォーマンス低下に繋がります。

 

筋トレを始めて1年間はおもしろいように筋肉が増えていきます。

そこでみんな筋トレにハマっていくのですが、もし自分が競技者なら鍛える部位の取捨選択をしましょう。

無闇に全身の筋肉をバルクアップすると、筋肉という重りを背負い、関節の可動域を狭めかねません。

 

なかでも、筋肉にはパワーの『速筋』と持久力の『遅筋』に別れ、どちらに重点を置くかの判断は大切です。

自分が筋トレする目的を明確にして、計画的にボディメイクしましょう。

 

 

動作と感覚の乖離

 

人は自分が思っている以上に自分の身体を思い通りに動かせていません。

『背中の筋肉をシメてください』と言われ、正確にできる人は100人中1人もいないと思います。

それでも日常的に身体をスムーズに動かせるのは、全身の筋肉を無意識下の“感覚”でコントロールしているからです。

 

問題は、短期間で筋肉をつけてしまうと、動作に対する感覚にズレが生じ、スムーズな動きができなくなる可能性があります。

 

例えば、日頃は軽自動に乗っているのに、ある日突然スポーツカーに乗ったらどうなるでしょうか。

いつもの感覚でアクセルを踏めば急発進するし、ハンドルを少し切っただけで一気にカーブするし、ブレーキは効きすぎる等々。

有り余る性能に振り回され、性能を活かすどころかむしろ運転が下手になってしまうと思います。

 

そこで大切なのは、筋肉は少しずつ増やしていき、同時並行でその増加量に見合った感覚も磨いていくことです。

一度ズレた感覚を戻すのは本当に時間と労力がかかるので、絶対に予防しておきましょう。

 

予防対策としては、走って止まるなど身体の基本動作を上達させる『ムーブメントトレーニング』と、エアロビクスなどの飛び跳ねるダンスをトレーニングルーティンに取り入れます。

特に、ムーブメントトレーニングは最も効率的な動き方を学ぶことができ、競技パフォーマンス向上に直結するのでおすすめです。

 

余談ですが、部活動やプロアスリートでも、合宿の季節になると“筋トレ週間”を設けるチームがあると思います。

しかし、あれはまさに動作と感覚のバランスを自ら崩しに行く行為なので、私個人的にはやめるべき文化であると考えています。

 

 

まとめ

 

・服選びが難しい

・寝具選びが難しい

・食費がかかる

・関節の可動域が狭まる

・競技パフォーマンスの低下

 

無計画な筋トレを行うほど、筋肉のデメリットが顕在してきます。

 

筋トレの目的は人それぞれ。

そのため、自分の目的から外れていないか常にチェックしながら、身体を鍛えていくのが大切ですね。

また、身体に違和感が出てきたときは、一度立ち止まるのを忘れてはいけません。

 

以上、筋肉をつけると起こるデメリットについて書いてみました。

あなたのフィットネスライフに少しでも貢献できれば幸いです。

 

 

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岐阜市のパーソナルジム『ゆきどけ』です。

 

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それでは、ご来店心よりお待ちしております。

 

岐阜市のパーソナルジム『ゆきどけ』

代表・パーソナルトレーナー

近藤寛

PROFILE

【筋トレの落とし穴】筋肉をつけると起こるデメリット5選

近藤寛 ゆきどけ代表・パーソナルトレーナー

岐阜県岐阜市出身。体育大学スポーツ学科卒。在学中うつ病の運動療法について研究。

商社勤務とフリーランスを経て、大手パーソナルトレーニングジムに入社。

東京と浜松のジムにてボディメイク技術を磨き、2020年に地元の岐阜市に『ゆきどけ』を開業。

持病に苦しんだ経験から、健康的で持続可能な食事指導や運動指導に長ける。

脂肪燃焼や筋肉増強のほか、健康増進やプロアスリートの競技力向上など、幅広いニーズに対応。

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